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骨考古学とは

骨考古学に含まれる研究領域を理解するためには、「はじめに」で紹介した片山(1990)の目次が役に立つ。
さらに今日では、動物骨を対象とした動物考古学や、埋葬に関わる考古学を含まれる。
歴史科学としての考古学と自然科学としての人類学を結ぶ新しい領域として、21世紀になり骨考古学の重要性はより明らかになっている。

日本語や英語の文献で、さらに骨考古学を学ぶことができます。

 古人骨は語る 骨考古学ことはじめ」

片山一道(1990 同朋舎)

プロローグ

第1章 骨考古学ことはじめ

骨考古学解題
形質人類学の近代革命
古代への窓、それは先史学

第2章 人の骨について

そもそも骨とは
骨の数と種類
骨格のリモデリング

第3章

古人骨を解読する
性別判定
年齢推定
体つきと顔だち

第4章 古人骨から探る生業活動

古人骨研究の新しいアプローチ
習慣的姿勢による骨変化
生業活動による骨変化
その他の生活痕

第5章 古人骨から探る健康白書

古病理学のアプローチ
古栄養学のアプローチ

第6章 古人骨から探る人口現象

古人口学のアプローチ
古人口学の常識と非常識

第7章 骨考古学のすすめ

これからは骨考古学
骨考古学の今後の課題
考古学と古人骨研究
古人骨標本の再埋葬の問題をめぐって

エピローグ

参考文献