第1回放射性炭素年代測定室ワークショップを以下のとおり開催致します。
皆様のご参加お待ちしております。
日時:2013年4月23日(火)- 24日(水)
場所:東京大学 総合研究博物館
定員:10名
参加費:無料
申し込み締め切り日:2013年4月12日(金)
参加人数が定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきます。
沢山のご応募、誠にありがとうございました。
目的:放射性炭素(14C)年代測定に必要な基礎知識を体系的な理解を目的とし、受講者各自で年代測定試料の準備・調製を行えるよう実質的な操作の習得を目指す。
内容:講義では、14C年代測定および分析に伴う試料調製の概要について解説する。試料調製は、化学薬品を用いた前処理と真空ガラスラインを使用したグラファイト生成について紹介し、AMS14C年代測定に必須となる実験工程について理解する。一方、実習においては炭化物試料で一般的なAAA処理を実際に進めてもらい、骨試料に対するコラーゲン抽出法やグラファイト生成のための真空ガラスライン操作について、部分的に実験を体験しながら試料調製の紹介を行う。また、AMSによる14C測定の原理や方法について、東京大学タンデム加速器研究施設の見学を通して理解を深め、得られた14C年代を受講者各自で暦年較正および解析が行えるよう講義と実習を予定している。
日程:
4月23日(1日目)
10:00-12:00 講習 放射性炭素年代測定の概要
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 講習 前処理の概要
14:00-17:00 実習 AAA処理、コラーゲン抽出の見学、ライン操作の準備
4月24日(2日目)
09:00-12:00 実習・講義 CO2の精製とグラファイト化の概要
12:00-13:00 昼食
13:00-15:30 見学・講義 AMSの見学と施設紹介
15:45-17:00 講義・実習 データの取り扱い方
担当
米田 穣、尾嵜 大真、大森 貴之(東京大学 総合研究博物館)
松崎 浩之(東京大学 タンデム加速器研究施設)
笹 公和(筑波大学 研究基盤総合センター 応用加速器部門)