平成25年11月11日(月)〜15日(金)、総合研究博物館本郷本館にて学芸員専修コースを開催致します。平成25年度のテーマは、「研究現場展示のコンセプトと実践」です。
参加希望の方は、総合研究博物館HPの研修生募集要項をご確認の上、ふるってご応募ください。皆様のご参加お待ちしております。
概 要
博物館には人類がこれまでに蓄積した知の体系を、標本の蓄積と展示によって人々に提供する役割が期待されています。とくに我々東京大学総合研究博物館は、新しい知を生み出すフロンティアとして日々大学で繰り広げられている学術活動と、知的興奮をできるだけ直接的に国民に伝えていくことが社会的な使命のひとつと考えます。
新たな学術活動によって、蓄積された標本が単なる過去の遺産ではなく、今日的な問題の解決のために欠かせない学術資料としての復活をとげる姿を、あるいは日々大学で営まれている研究活動からどのように人類の共通の財産である知が産み出され、次の世代へと伝えられていくのか、そのような大学の日常をどのようにして来館者に伝えることができるのか、今回の学芸員専修コースを通して皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
とくに今回は現在、我々の新たな試みとして計画している公開実験施設(加速器質量分析装置)を用いた「研究現場展示」について、それに係わる実験の一部を体験して頂いた後、研究現場展示に関するプランを協働で作成しながら、科学のフロンティアを伝えるという博物館の役割についての議論と実践の場を提供したいと思います。
募集期間
平成25年8月5日(月)~平成25年9月20日(金) ※ 応募は郵送によること(必着)。