2016年度シンポジウム「骨から顔を読み取る―復顔研究の最前線」(第15回)
- 日時:2016年10月10日(祝・月)13:00-15:00
- 会場:NSG 学生総合プラザ STEP 4階大研修室1
- 開催趣旨
オーガナイザー:奈良貴史(新潟医療福祉大)
近年遺跡から出土する人骨に対しては、従来の古典的な形態学的分析の他、DNA解析、安定同位体分析、年代測定などの多方面から検討が企てられ、これまで以上に多くの事実が明らかになってきている。しかしながら、研究に用いられる人骨その個体が生前どのような顔つきをしていたか復元する試みは、本来ならば人類学者が目指すものの一つであるはずなのに、けっして活発とは言えない状況である。今回、復顔を実際におこなっている研究者を一堂に集め、研究の現状と課題を議論し、今後出土人骨の復顔が一般的になることを目指す。
- プログラム
- 貴族形質にみる頭蓋骨と顔貌の形状比較
- 戸坂明日香
- 貴族形質を持つ個体の復顔
- 川久保善智
- 郷土の偉人・小林虎三郎の復顔像に関する検討
- 波田野悠夏
- 未成人頭蓋骨の復顔
- 宇都野創
- 相同モデルを使った復顔
- 谷尻豊寿
- 自己の骨および軟部組織データからの復顔
- 高見寿子